【外構工事、高低差対策】

前回の記事では、高低差のある土地は、外構工事の観点から見ると高くつくことを説明してきました。

今回は、高低差のある土地に決まった場合、初期費用を優先するか維持費(手間暇)を重視するかをポイントにおいて記載していきます。

高低差のある土地の場合、度合いにもよりますがすべて土留めや階段、スロープを施工すると見積が高くなるのでどうしても法面(斜面)を採用する確率が高くなります。

結論から言うと、初期費用を抑えたい場合は芝生を。維持管理をなるだけ避けたい場合は防草シートに割栗石(わりぐりいし)を採用することを提案します。

ただし、法面を作らないことが最適解になります。

自身の法面面積や外構予算と相談しながら決めていくことでコストパフォーマンスの良い外構計画にしていきましょう。

法面とは

法面

ひと言でいうと斜面のこと。

上記のような高低差のある土地で広い土地だと写真のような斜めの面を土留め等で囲わずにそのまま利用して外構を施工することが多いです。

初期費用重視の場合⇒芝生

芝生の法面

上記の写真だと正面の法面に芝生を採用しています。芝生は、㎡あたり3,000円見ておけば大丈夫なので初期費用かけたくない場合、有力な候補になります。

面積的にも特別広くないので芝生の管理もさほど大変ではないかもしれません。

ただし、平面の芝生を管理するのと斜面の芝生を管理するのは同じではありません。圧倒的に斜面の芝生の方が刈りづらいです。上記の2棟のような法面の場合は、特別広い範囲でもないので防草シートに割栗石を採用しても金額的にも検討の余地はあるでしょう。

維持管理重視の場合⇒割栗石

芝生や植栽などの維持管理が厳しい方には、防草シート+割栗石がオススメです。1㎡あたり5,000円前後を見ておくのがベターになります。

注意点があるとすれば、割栗石をどこで仕入れるかになります。上記のような割栗石は、※建材屋で仕入れることが出来ます。1袋20㎏で千円もかからないことが多いです。1㎡あたり必要な数は、4~5袋になります。メーカーのカタログに記載されている割栗石は、輸入品であることがほとんどで1袋20㎏で数千円するものがほとんどになります。基本外構施工業者が見積してくれますが、防草シートだけ依頼してDIYしたい時は、金額や種類など最寄りの建材屋で確認するのが良いでしょう。

※住宅や建造物を施工するのに必要な材料屋になります。主に加工せずそのまま使用出来るブロックや石鉄筋メッシュや職人の小道具なども取り扱っています。

建材屋のHPを見ると上記のような割栗石だけでなく様々な割栗石を扱っている店もあるので要チェックしておくと外構プランの幅も広がり予算も抑えることにつながります。

最終的には、施主の好みですが割栗石は、植栽の根本などアクセント的に使用するのが筆者としては、オススメです。理由は、広範囲に割栗石するとがれきを庭に捨てているようにも見えるからです。

まとめ

高低差のある土地は、土留めと階段で施工してしまうと高額な見積になるので法面を活用していきましょう。

その対策として、法面をを活用して初期費用重視の人は、芝生を施工する。維持管理重視の人は、割栗石を施工するのが総合にオススメです。(もちろん、その他材料でも問題なし)

法面の施工範囲を決めて見積もりを検討してみましょう!

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