外構工事において地面（舗装）は、金額面でも大きくウェイトを占めている為、とても重要なポイントになります。
種類や㎡あたりの金額を知ることでこういう舗装にしたいという感情面だけでなく金額を加味して計画していけます。
この記事を読むことで舗装別のざっくりとした相場を理解でき、どこにどの舗装をこの範囲で施工するといくらぐらいかなと考えることが出来るようになります。
記載の金額は、どの業者に頼むか、どのグレードの商品を施工するかによっても変わってくるので
ここでは、最寄りの外構業者や一括見積経由、FC店経由の外構業者をイメージしています。
防草シート+砂利
防草シート
砂利
家回りなどは、防草シートを引いてその上に砂利を敷設することが多いのです。
狭い場所であることが多いので、コンクリートを施工したいところですが、費用の面から多くの方が防草シートに砂利を選択しています。プロパンガスのお客様で交換業者の為にコンクリートをやむを得ず選択する方がたまにいました。
金額は都市部で、1㎡：3,000～3,500ぐらいの業者が多いかと思います。500～1,000円位は、地域によって単価の違いは多少出るようです。
天然芝
主庭など掃き出し窓から出たある程度広めのスペースやアプローチ周辺の植栽帯などで使用する頻度が高いのが天然芝になります。
主庭だとタイルデッキとのセットで施工するパターンが多いです。タイルデッキを確定されている方は天然芝にするか人工芝にするか迷うところでしょう。
金額は、都市部だと1㎡：3,000円で出している会社が多いです。地方だと1㎡：1,000円で出している会社もありました。このあたりは、どの地域か仕入れ業者との関係性によって多少変わってくる部分でもあります。
土間コンクリート
コンクリートとは、セメント、砂、砂利、水を混ぜ合わせて固めたものになります。
これに対して上記から砂利を抜いたものがモルタルと呼ばれています。
外構工事検討中の中で生コンクリートは、高いので施工範囲を少なくしようと考える方も多いと思いますが、一定の基準より少ない依頼だと単価は上がってしまいます。
また、接道が狭い敷地の施工は通常のポンプ車では入れないため、立米車という小さめの車両で輸送するしかなく割高になってしまいます。
生コンクリート自体の1㎡としては、7,000円前後ですが、掘削や砕石敷均し、型枠、鉄筋メッシュ、など含めていくと1㎡あたり8,000～10,000円を想定しておく方が無難になります。
洗い出し
生コンクリートに混ぜた砂利を水で洗い出し露出させる形で仕上げて完成させた舗装になります。
土間コンクリートの上にタイルなどではなく砂利が敷き詰められているイメージです。
こちらは、左官の技術で露出させる仕上げ工法になるので具体的に検討されている方は依頼業者に過去の仕上がり事例を確認しておくべき舗装（地面）種類になります。職人により技量の差が出るからです。
1㎡あたりの金額は、15,000～20,000円になることが多いです。洗い出し仕上げは、表面は砂利等ですがベースは、あくまで土間コンクリートなので土間コンクリートの金額に材料、施工費が加わるイメージで想定しておきましょう。
人工芝
人工芝の素材は、一言でいうとプラスチックです。
プラスチックの中でもポリエチレン製が多様されています。一番イメージしやすいのがペットボトルですね。PolyEthyleneTerephtalateの大文字部分とってPETボトルになります。
1㎡あたりの金額は、10,000円前後が相場になります。整地や防草シートまで業者に依頼して人工芝の用意や施工はDIYでやってみるのも可能です。
レンガ
レンガは、大きく分けて2種類あります。
粘土や頁岩や泥を型に入れて天日干しするものと焼き固めて圧縮したものになります。
前者は、日干しレンガ、後者は、焼成レンガと言います。かまどをつくって火を使用するなどでなければ基本的にどちらを使用しても問題はありません。
注意すべきは、寒冷地の施工時に吸水率の高いレンガを使用しないことが大事です。理由は、レンガ内の水分が凍結して破損につながるからです。
1㎡あたりの金額は、15,000～20,000円前後を想定しておくと良いでしょう。
インターロッキング
インターロッキングは、よく見かけるのではないでしょうか。公園の舗装や町中の舗装上記のような舗装は至る所に見かけます。
レンガとの違いは、原料がエコセメント（主に焼却灰や廃棄物を再利用したセメント）や骨材（砂利や砂など）で作られる所です。また、透水性、保水性、遮熱性など機能的な特徴を有しているのも大きな違いです。
1㎡あたりの金額は、15,000～20,000円前後を想定しておくと良いでしょう。
タイル・乱形石
タイル
タイル・乱形石は、コンクリートをベースにしてその上に施工するものになります。
ざっくりとしたイメージとしては、土間コンクリート+タイル・乱形石のハイブリッド型の舗装と考えるとイメージしやすいです。当然土間コンクリートがベースなので土間コンクリート代とタイル乱形石代となるので舗装の中では一番平米単価の高いものになってきます。
1㎡あたりの金額は、25,000～30,000円を想定しておくべきでしょう。
乱形石においては、外構職人でなく、石材屋や石職人などに外構業者が頼んでいるか確認しておくべきポイントになります。なぜなら、完成度が雲泥の差だからです。
まとめ
この記事では、各補装の金額順に簡単なポイントを含め解説してきました。
砂利・天然芝＜土間コンクリート＜洗い出し＜人工芝＜レンガ・インターロッキング＜タイル・乱形石の順に平米単価も上がっていきます。
砂利・天然芝、土間コンクリート・洗い出しは、どの業者に頼むかで人工芝、レンガ・インターロッキング、タイル・乱形石は、どの業者に頼むかに加えてどのグレードの商品を採用するかによって平米単価や総額も変わってきます。
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